カープファン倶楽部「選手だより」
カープファン倶楽部からメールが届きました。
勝手に転載します!!
選手のみなさんの充実した練習ぶりが伝わってきます。
東出選手が「若手にアドバイス」というような話を
きくと敦賀気比から入団したのが‘98年のドラフトだから
「もう中堅選手なんだなぁ」と感慨深いです。
内野手のリーダーとして頑張ってください!!
さて、広島東洋カープの日南秋季キャンプも初めての
週末をむかえました。明日は練習も休みのようです。
選手のみなさんメリハリをつけてしっかりリフレッシュしてくださいね。
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いつもカープにあたたかいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今回の選手だよりは、「秋季キャンプ」です。
シーズンが終了し、野村新監督を迎え新体制となったカープは、マツダスタジア
ムでの練習を終えて、日南で行われる秋季キャンプに入りました。
秋季キャンプはシーズン中の反省をもとに課題を修正、改善していく期間、さま
ざまなことに挑戦、変化できる期間です。一つ一つのプレーについてしっかり監
督、コーチと話し合いができ、考える時間があるので、一つのことに集中して取
り組めるようです。
「シーズン中は、十分な時間がなくて挑戦しようとしてもなかなか挑戦できず、
プレーに変化を持たすことが出来なかった。けれどこの時期なら挑戦出来る」と
選手たちは話します。
加えて今年のキャンプは、野村監督に替わり、初めてのキャンプとなります。野
村監督の取り組み方や考え方を理解し、チームを大きく変化させる重要な時期と
選手たちも感じています。
野村監督の考える『カープの野球』をこのキャンプで全員が理解し、徹底させる
ことがもっとも重要なテーマとなります。
秋季キャンプについて、野村監督、選手に話を聞いてみました。
○野村謙二郎監督 今年の秋季キャンプで『野球感』を鍛える
私が監督になって一番に掲げるテーマは「野球を理解し、野球感を鍛える」とい
うことです。頭で考え行動することは時間がかかります。その時間を出来るだけ
短く、体が自然に正しく動いて、一つ伝えると一手先も二手先も行動する。そう
いう意識、感覚を選手たちに持ってほしいと思っています。
肉体的にもですが、その感覚を鍛えることが今回の秋季キャンプのテーマです。
他でも話していますが、今回の秋季キャンプはまずとにかく体を鍛えます。気持
ちを鍛えるためにはまずきつい練習をすること、体を強くすることが大切です。
全体的に体をいじめて精神的・肉体的なレベルアップを図ります。
ミスター赤ヘルの山本浩二さんや、鉄人衣笠さんなど、カープには素晴らしい先
輩選手たちがたくさんいますが、何もせずして力を手に入れたわけではありませ
ん。誰よりも努力し、誰よりも上手くなりたいという思いを強く持っておられた
と思います。僕もそうです。入団して2000本打てることが確約されていたわけで
はありません。「誰にも負けたくない」という人と競う闘争心を持って練習して
いました。この気持ちをカープの選手たちみんなに持ってもらいたいです。
しんどくても継続して行うという強い気持ちと、体がしんどい中で決められたも
の以上のことを選手たちが出来るかが重要になります。しんどい時に頑張れる選
手、誰にも負けないという情熱を持っている選手がぎりぎりの場面で力を発揮し
てくれると私は思っています。
チームに入って数日しかたっていませんが、練習を見ていて選手たちは少しずつ
変わってきています。きついことから逃げることも、妥協することも全ては自分
との勝負。しんどいという気持ちに負けずにやり遂げることを選手たち全員に期
待します。
○倉義和選手 今年の秋季キャンプはまず『意思統一』から
今年の秋季キャンプは、野村監督のやろうとしている野球を正確に理解すること
が一番だと思いますね。野村監督は技術の他に選手たちの意識を変えようとされ
ています。選手たちもその思いに気付いていて、最近の練習中の雰囲気も明らか
に変わってきています。野村監督の言葉に反応し、みんなが理解できるチームへ
向けて秋季キャンプは第一歩目じゃないですかね。
技術的にはバントや野手の連携、走塁ですね。今までカープは当たり前にやらな
いといけないことが、当たり前に出来ていませんでした。そういった部分の正確
性を高めることが今一番大切なことですね。出来て当たり前と思っていることを
改めて見直して、一つ一つとにかくきっちり練習したいですね。
個人的にはバッティングでチームに迷惑を掛けているので、打撃向上に向けて修
正、改善をしていきます。シーズン終了して間もないこの時期だからこそ、シー
ズンを正確に振り返り修正することが出来ます。修正するところ、考えないとい
けないことを妥協せず、今何をやるべきなのかを考えて練習していきます。
野村監督に替わり、チームが変わるなら今しかないと思います。選手時代から熱
い監督の思いをこの秋季キャンプの期間で全員が理解して実行していけるように
、まずは選手の「意思統一」をテーマに頑張ります。
○東出輝裕選手 今年の秋季キャンプは『考えることの大切さ』を改めて気付け
るように
秋季キャンプは体のコンディションづくりを心掛けたいですね。半年間シーズン
を戦ってきて、体に負担をかけていますからね。体のケアをしながら今年の反省
点や改善点を考えてやっていきます。
今年のキャンプは監督が替わったことでチームの雰囲気が大きく変わると思いま
す。キャンプ前の練習でチームに変化が出てきていましたし、気持ちや動きにメ
リハリが出ています。
今、チーム内には若い世代が増えています。今年の秋季キャンプは監督が替わっ
たことで、若い選手たちにはしんどい時期がやってくるかもしれません。入団し
て間もない頃は、僕もきつい時期を過ごしました。この期間はプロとして結果を
出すためには必要です。
選手はプロとしての自覚や結果を出すための努力をしなくてはいけません。コー
チなどの指示でいわゆる「やらされる練習」ももちろん大切ですが、「自分で考
えて取り組む練習」を習慣にしないといけません。考えるという姿勢は特に大切
だと思います。どの選手もそれぞれの考えを持って取り組んでいますが、人のプ
レーを見て吸収したり、考えることの大切さを改めて気付けるようなキャンプに
なればと思いますね。
秋季キャンプでは若い選手にアドバイスをすること、ちょっとしたことでも声を
かけることをチームのためにやっていきたいと思っています。体のケア、個人の
課題に取り組みながらチーム向上のサポートも出来ればと思っています。
○大竹寛選手 今年の秋季キャンプは『強い気持ち』を持って取り組みます
今年のキャンプは基礎、基本をしっかりやりたいです。野村監督になり、野手と
の連携やバント、バスターなどピッチング以外の部分も改めて自分で見つめるよ
うになりました。シーズン中、バント失敗でチームも自分もリズムに乗ることが
出来なかった試合もありました。あそこでバントを決めていたらと思うことは多
々ありました。バントや走りこみなど反復練習が増えてきて、今までとは違うき
つい面もあると思いますが、何事にも自分から積極的に取り組んでいく姿勢や気
持ちを持って練習に取り組みたいと思います。
野村監督は選手時代から気持ちを前面に出す方で、プレー以外の部分でも強い気
持ちを持っておられるので、監督の気持ちに負けない強い気持ちをもってついて
いこうと思います。
監督の意思をチームも感じていて、朝のウォーミングアップの時から大きな声が
出ていますし、毎日の練習に緊張感があります。この緊張感を維持して、毎日し
っかりとした練習をしたいと思います。
○天谷宗一郎選手 今年の秋季キャンプは『やるしかない』
秋季キャンプはとにかくやるしかないって感じですね。秋季キャンプは他の時期
の練習に比べて練習時間も量も多いので、さまざまなことに挑戦でき、変化の時
期だと思っています。
機動力の向上を掲げているチームの中で、自分をアピールするためにとにかく反
復すること、数多く練習することが一番だと思っています。走塁は感覚と経験、
練習量の勝負と思っているので、体が勝手に反応するくらいまで取り組みたいで
す。あとは、やっぱりバッティングを変えていきたいです。シーズン中もコーチ
と相談して少し変えたりはしていましたが、大きく改善したいですね。修正をし
ていくには時間がかかるので、この秋季キャンプで指導してもらって春までにも
のにしていきます。
一軍で試合に出させてもらうようになりましたが、まだまだ足りないことだらけ
なので、いつも全力で。人より練習。人より努力。練習量では誰にも負けません
。キャンプ前と後で今年はこれに取り組んだとしっかり感じられるキャンプにし
たいです。
選手たちにとって、秋季キャンプは来シーズンに向けての重要なポイントになる
ようです。練習量も他の練習期間より多く、シーズンの課題や修正、改善にしっ
かり取り組んで行ける時期のようです。加えて今年は監督が替わったことにより
、選手たちが自然と意思統一に努めています。新生野村カープの変化に注目です
。
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