中村恭平投手、母校への想い

広島東洋カープのルーキー中村恭平投手が
開幕一軍に向けて猛烈アピールしています。
中村投手の母校(まだ卒業していないが)は
岩手県花巻市富士大学。被災した友人や
チームメイトらを勇気づけるためにも、
ぜひ開幕一軍、中継ぎの柱として頑張ってください。





http://www.daily.co.jp/baseball/carp/2011/03/13/0003863277.shtml




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広島・中村恭、被災地へ勇気の1回0封


 広島のドラフト2位、中村恭平投手(21)がマウンドで不安を吹き飛ばした。オープン戦中止となった広島は12日、マツダスタジアムで、ソフトバンクと無観客状態で試合形式の合同練習を行い、5番手に登板した中村恭が1回を無失点。岩手県花巻市の母校・富士大や、神奈川の実家が東日本大震災に見舞われたが、激励するためにも開幕1軍へ結果を出し続けるつもりだ。

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 決して遠くの出来事ではない。家族、友達が被害を受けている。もちろん心配な気持ちがある。しかしその不安を吹き飛ばすかのように、中村恭は腕を振った。

 マウンドに立ったのは九回。先頭の柳田を味方の失策で出塁させたが、動揺することはなかった。オーティズを左飛に仕留め、続く柴原をスライダーで空振りの三振。今宮にはプロ入り最速の147キロを計時し、最後は二ゴロに打ち取った。「今日は真っすぐがよかったので大丈夫だと思っていた」と振り返った。

 テレビで東日本大震災のニュースは見ていた。母校・富士大のある花巻市も大きな地震の影響を受け、神奈川県川崎市の実家も地震で揺れたという。「野球部は今遠征に行っているので大丈夫だと思います。実家からは電話があって『大丈夫』って言っていました」。

 家族や友達の無事は判明したが、もう一つ心配していることがある。それは卒業式。「18日に、花巻市内で卒業式があるんですけど…。出席する予定なんですがどうなるんでしょうか」と深刻な表情を浮かべた。

 今は何もできない。しかし母校や実家に勇気を与える一番の贈り物は、開幕1軍入りを勝ち取ることだ。対外試合5試合に登板し、計6回を無失点に抑えている中村恭。自分のために、そして家族や友達のためにも結果を出し続けるしかない。


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